書籍
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ごきぶりねえさんどこいくの?
詩の国イランの絵本2
小野 明:監修/M.アーザード:再話 著 - 絵:モルテザー・ザーヘディ 訳:愛甲 恵子
- Mahmud Azad "Khaleh Souskeh"
- 2006-04-21
- ISBN: 4-86020-164-7
- ¥1,470
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A4変型(210mm×226mm)
32ページ
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この絵本のお話は、イランでよく知られている昔話です。
おかあさんと一緒に暮らしていたごきぶりねえさんが、自分の道を見つけだすため、ある日旅立つのです。目的地は、たった1人の身内ラメザーンおじさんの住む、とおいとおいハメダーン。
行く手に待ち受けるのは、善悪つかぬ虫や動物。愛らしく身なりをととのえた姉さんに、陽気な調子で声をかけます。「ごきぶりねえさんどこいくの?」
絵を描き下ろしたのは、弱冠27才でさまざまな賞に輝く画家、モルテザー。不思議で冒険的、でもなぜか愛らしい彼の絵は、すでに日本でも多くのファンの注目を受けはじめています。
再話はイランの国民に深く愛され、先日永眠した詩人、M.アーザード。ごきぶりねえさんに出会うどうぶつたちの楽しいフレーズの繰り返しは、詩の国イランならではです。
モルテザーあとがき、五味太郎さんレヴュー&イラスト付。
いつぞやの ことだった。ふろやの うらに くぼみが あった。でこぼこ でこぼこ した くぼみ。くぼみの なかには いえ いっけん。
それは 虫の、すみかで あって、ドアも なければ まども なく、いけも なければ ふんすいも ない。げんかん ほそくて くらい。ろうかは ながくて せまい。
その いえに、ごきぶりねえさんが すんでいた。
ねえさんには、この ひろい よのなかで、としをとった かあさん いがい、どんな みうちも いなかった---いもうとも、おとうとも、そして したしい ともだちも。
(旅にでる日のページより)
あるいて あるいて あるいていったら、ついたところは くつ屋さん。
くつを ぬう むし、てんとうむし、
ざくろの花に こしかけて、わきめも ふらず、しごとを してた。
ひざのうえには 革 1まい。まだら もようの あかい革。
しごとを しながら うたってた。
ぬうぞ ぬうぞ くつを ぬうぞ、
くつや屋の せかいじゃ わたしが いちばん
おーい、ぽっちゃり こどもたち
くつを ぬうぞ いろとりどりの
しごとを するのは どようから
どように はじまり もくようまで
きんよう のはらで ピクニック
(くつ屋のてんとうむしと出会うページより)
























