書籍

長澤 均「BIBA スウィンギン・ロンドン1965-1974」
BIBA スウィンギン・ロンドン1965-1974
長澤 均
Hitoshi Nagasawa "BIBA Swingin' London"
2006-02-17
ISBN: 4-86020-162-0
¥2,500
BOOK B5変型(220mm×182mm) 144ページ 0
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スウィンギン・ロンドン時代のストリート・ファッション神話。
伝説のブランドが今、蘇る。
ツイッギーも、マリアンヌ・フェイスフルも、英国王室のアン王女も、みんなBIBAだった!

BIBAは、まさに神話だった。そしてあれから30年が経った今でも神話であり続けている。それは1960年代のストリート・ファッションの最も輝ける星であり、アール・デコ復興の総本山であり、サイケデリックからロマンティック・テイストへの転換の導師であり、おもちゃ箱のような楽しさと豪華絢爛さをたたえたポップ神殿でもあった。(本文より)

本書は、スウィンギン・ロンドン円熟期の中心となった伝説のブランド「BIBA(ビバ)」が存在した1965年から1974年までを、英国ユース・カルチャーの変遷を辿りながら、豊富なビジュアル資料を駆使して紹介する、日本初のロンドン・ストリート・カルチャー史です。
ストリートから出発し、セレブリティをも巻き込んで躍進していったBIBAは、現代の裏原宿や青山の尖端ブランドやセレクトショップの草分けともいえるでしょう。現在、再評価著しく、当時の品がネットで高額落札されているBIBAは、いよいよ2006年夏に復活の噂も……!

【目次】
1●BIBA ~ケンジントン・ハイ・ストリートの王国。
アール・ヌーヴォー神話の復活。/Big BIBA アール・デコの美の神殿。
2●それはキングス・ロードからはじまった。
誰がミニ・スカートを発明したのか?/ツイッギー、1966年を制覇する。
3●モダニスト群像~モダーン・エラのデザイナーたち。
モダニズムの少女たち、フォール&タフィン。/キャシー・マクゴワン人気と「レディ・ステディ・ゴー」。
4●カーナビー・ストリート=孔雀の舞う通り。
ロンドン・ナイト・クラブ。/ジョン・スティーヴン、カーナビーの奇蹟。
5●1967年、ロンドン・サイケデリア革命。
ヘイト=アシュベリーの魔術的カオス。/67年、サマー・オブ・ラブとビートルズ。
6●キングス・ロードのデイ・トリッパーたち。
それは「グラニー・テイクス・ア・トリップ」から始まった。/帽子デザイナーからフォトグラファーになった男。
7●フォトグラファーとティーン雑誌。
イースト・エンドの悪ガキ。/『NOVA』と『Queen』。
6●柄への耽溺~アンチ・モダーンの時代。
オジー・クラークの栄光と死。/ザンドラ・ローズ 装飾模様の帝国/誰がBIBAを殺したか?

「Too fast to live, too young to die」。本書の根底に流れているものは、この TEDS風の言葉で象徴できるかもしれない。ロンドン・ストリート・ファッション/カルチャーの夭折するさまを書いたつもりだが、まさにその歴史は上記の言葉どおりだからだ。
それらの泡沫にも一瞬の「時間」はあったわけだが、公認された「歴史」は存在しない。そう、ファッション史は、すべてこうしたストリートの泡沫を無視して、ハイ・ファッションだけが歴史を作ったように記述してきた。<中略>
バーバラ・フラニッキのBIBAをメインに取り上げたのは、ミニマルなモダーン・デザインの流行にウンザリしてきていたからだ。BIBA以外のデザイナー、ブティックについても、かなり深く掘り下げられたと思う。だが、これはたんなるファッション史ではない。あくまでストリート・カルチャー史だと思って欲しい。(著者あとがきより)